ゲームレビュー・コンシューマー編。
10点。
文句ナシでした。
グラフィック等は、そりゃスクウェアなどに較べれば見劣りするが。
それでも上出来の部類。
音楽は田中氏。高安は結構好き、このBGM。
そして肝心のゲームシステム。
これにおいて、この作品ほど自由度の高い作品も稀だろう。
キャラ個別のEDが無いのは残念だが、それを除けば実に作りこんである。
シュミュレーションパートは、シンプルでかつ手応えアリ。
またどんな楽しみ方をするにせよ、それ相応の目標が与えられている。
例えば英雄となりたいのなら、絢爛舞踏を目指せばよい。
名誉なら、最上位の官職として、相当隠れ的だが『準竜師』がある。
パラメ―ダを極める事なら、複数ある技能はそれを満たすに十分―――
と、毎周違った目標を立ててする事が出来る。
FF]などのゲームが『遊ぶ映画』になり始めたのとは対極だ。
どちらがいいかなんぞ分からないが。
ストーリー分岐に乏しい作品が多い風潮に疑問を抱えている方にはお勧め。
それと、こう書くと複雑そうだなと思われるかもしれないが。
そんな感じを抱かせないよう、実に注意が払われている。
特に、複雑になった操作性を補う為、少しずつ説明されるシステムがいい。
つまり、遊べる作品と言う事。
実際、高安はこの時点で三週目。
次に四週目もやるだろう、多分。
久方ぶりの、胸をはって勧める事の出来るゲームだった。
金があるならば、やって見て損は無いと思う。
完成校、8月27日。
IDEA FACTORY作。 7点。
期待していたゲームです。
やってみると、前作から色々な意味で変化していました。
『戦闘が複雑になった』
『ダンジョンができた』
『キャラクターの総数増えた』
『味方に出来るキャラクター数が無制限になった』
『領土の制度が少し変化』
『戦闘のアニメーションがなくなって静止画になった』等。
つまり、一言で言えば。
面倒くさくなった。
この一言に尽きます。
様々なところで、前作の不満点を解消しようとしたのは分かります。
でも、面倒くさくなっちゃ意味無い。
変化そのものはよい変化と悪い変化半々なのですが。
結果として、初心者には見事にとっつけねぇゲームになった気がします。
実際、高安もよく滅亡しました。
馴れたら一気に進めれるようになるのですが。
馴れたら前作よりも楽しいのですが。
それまでにやめる人、きっと凄く多い。
間口が更に狭くなった気がします。
後、ダンジョンに関しては、移動速度が遅いのが気になります。
んで、ダンジョン自体、PS2のダンジョンに馴れてるとイマイチに感じます。
ですがそういう変化のお陰で、前作とは異なるシステムを持つゲームになったので、前作をやった人でも楽しめるゲームになりました。
ダビスタや三国志などのシュミュレーション系の轍は踏んでません。
その分複雑になったけど。
とまぁここまで嫌なところばかり上げてますが。
>ストーリー性がいくらか高まった。
>配下キャラの人数制限がなくなって、コレクション的要素が出来ました。
>前作で強すぎた必殺技が今度は一気に弱まった。
等と言う、良い変化もありました。
無論見方次第では悪い変化になり得ますが。
で。
総論としては。
前作より1ランク下、って所だと思います。
もう少し、システムを練りこんだ方が良かったと思います。
少なくとも現段階では、やる人を選びすぎます。
シュミュレーション系が苦手な人はやるべきではないでしょう。
それなりに攻略もしてます。
完成校、8月21日。
忘れたよ、ゴメン。 6点。
萌えたゲームです。
でも、点数としてはこの程度に落ち着かざるを得ません。
いや、システムは問題なく。
キャラの可愛さはお墨付き。
声も、なかなか可愛くて。
と、ここまでは文句ないようですが、何故か今一つの感がぬけません。
12人の妹ってのは『数撃てば当たる』的考えなんだろうが。
確かに嗜好に合うキャラもいる分、外れも多いわけで。
そのキャラが、水を差しまくってくれました。
次は、音楽。
あまりいいな、って気はしませんでした。
最後に、シナリオか。
ネタバレなんで、見たい人は『全て選ぶ』をやってください。
衛編では最後、あっさり『僕は本当の妹じゃないんだ』――――で、ハッピーエンド。
何だか拍子抜けしました。それまでが気に入ってたキャラなだけに。
宮本輝『焚火の終わり』(近親相姦を肯定して終わり)みたいなのをしろとは言わんが、せめてもう少し、何とかなぁ・・・・
千影編も、高安としては最も気に入ってたキャラなだけに、最後の急展開は――――
『父さんを説得するのに苦労したんだよ』――――その苦労は分かち合えよ。
主人公が千影を好きになる根拠があまりに貧弱で、また展開の波に押されたとはいえ、『妹』だった人間(あ、違うか)との結婚にはもう少しためら
いを持ってくれ。てな気分でした。
他のキャラも、そんな感じはあるんです。
つまり、シナリオ全般を通じて感じた事は一つ。
主人公の心の葛藤、変化が描写されてなさすぎ。
あと、主人公気障すぎ。
やってて嫌だな、と思った事が五回ほどありました。こんなのは、サクラ大戦の大神以来です。
このゲーム自体の高い評価はしません。
でも、シスタープリンセスは!
キャラ達は!
完成校7月29日
IDEA FACTORY作。 8点。
とりあえず、高安的にはヒット。
ピンポイントで来ました。
だが一般的にはどうか。
とりあえず、作りこんでいるのは分かる。
高安としては贅沢を言えば、尚作りこんで、キャラ別イベントを作って欲しかった気もするが、ま、総勢40人のイベントなんざそうそう作れんわな。
一応必殺技とかはカッコイイし。
グラフィックも、悪くねぇし。
キャラは立っているし。
ストーリーは結構悲劇的だが、戦争モノとしてはそのぐらいで丁度いいんだろう。
システムは戦争モノとしてはアレだが、遊びやすさとしては問題ねェし。
一週のプレイも、長すぎず短すぎずで、丁度いい感じだった。
と言うわけで、高安としては満点のデキなんだが。
間口が狭そう。
自由度も少ないし。
慣れたらシナリオがあるのが大概OPとバトルの会話、そしてEDだけ(一部除く)という淡々さが目に付くようになる。
攻略後、使える国が増える制度は悪くない。
しかし、魅力的な国が使えるようになるのがちいと遅い。メイアミとかな。
と言うわけで、評価をいくらか下げて、8点。
とはいっても。
高安は五周PLAYしました。時間にして80時間ぐらいか。
つまり嗜好があえば、楽しめるゲームです。
ので、落ち着いたプレイするゲームが好きな人にはお勧めです。
尚、高安が一番気に入ったのは、コンピューターがしっかり『同盟破棄』してくることですか。
お陰で序盤は、何時も気の抜けないプレイができます。
「頼む、同盟よ、持ってくれ」てな感じで。
都合次第で何時でも裏切る人達。
この面だけ何だか妙にリアルっぽかったのが印象的。
製作スタッフ、何かいやな思い出でもあるのか。
次に、キャラ。僕としては、ヒロがピンポイントに来たキャラで、全てのパラメーダーをマックスにして悦に入ってました。
所が生憎、TRUEエンドを見るために解雇しなければならず―――――
涙を流して、床の上でのたちまわりながら、解雇。
つらかったっす。
言いかえれば、そのぐらいは感情移入は出来るって事で。
シナリオの量がキャラの魅力じゃないな、とつぐつぐ思いました。
次回作、ジェネレーションオブカオスが発売されました。
そのプレイ日記はここです。
完成校 7月29日
カプコン。 7点。
完全にカプコン典型の作品。鬼武者の二番煎じ。
正直言って、鬼武者の方が上。
面白い作品ではあるんですが、鬼武者は超えていません。
ので、鬼武者を買っていない人なら買っていいかも。
買った人なら、鬼武者で楽しめたら、これもそれなりに楽しめるかもしれません。
でも、ま、そん程度だと思います。
何か攻略っぽいプレイ日記はこちら。
完成校、8月23日。
スクウェア。 10点。
いやぁ、始めリアルなグラフィックを見たときは、
「FF[の二の舞か!?」
とか思ったんですけど。
(僕はFF[は嫌いです。クライマックスでフリーズ食らいましたし)
やってみると、これがこれが面白い。
ストーリーとかに関しては、割と凄いって程度ですが。
グラフィックが、凄い。
んで、システム自体も、僕としては決して嫌いではないので。
・・・・・装備武器・防具が大して意味ないのは如何かと思いますが。
育てる楽しさはありますね。
でも、とにかく、EDがいいんです、このゲーム。
グラフィック的にも、シナリオ的にも。
尚、このゲームは、典型的なRPGです。
昨今ゲームの自由性というモノが重視される中で、スクウェアはこういう結論か、と思いました。
少なくともこの作品ではゲームと言うよりは映画としてのあり方を目指しているように感じられます。
そして、そういうあり方もありだと感じました。
んで、本編以外に様々な楽しみがあるのも気に入りました。
隠しダンジョン(オメガ洞窟)とか、七曜の武器とか隠し召喚獣とか、ね。
というわけで。
人に、文句なく奨める事が出来るゲームです。
まぁ、PS2を持ってる人なら、大半がやっているだろうけどさ。
完成校、8月6日。
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